少年ソフトが1番面白い!

 

 

ソフトボールから野球に転向するにあたって自然に入っていけたのか?

(西岡剛チャンネルより)

 

 

1、管理人の自己紹介

 鹿児島県出身、現在は東京で仕事をしながら小学生男子ソフトボールチームの指導を研究しております。

(※現在は無所属です。職場は東京ですが、次は神奈川のどこかで、新チームを作るか、監督になれる所でお世話になれたらと思っております。笑)

 現在でも指導とは何かを模索しながら、日々、勉強している最中です。

 

主な取得資格

・日本スポーツ協会公認ソフトボールコーチ1(2015年取得)→(2023年度、コーチ2取得予定)

・一般財団法人全日本野球協会 公認野球指導者認定 基礎1 Uー12(2021年取得)

(全日本野球協会主催(旧全日本野球会議)野球指導者講習会 2004年から過去8度出席)

・日本ティーボール協会TTA初級公認指導者

  

 

 2、指導者としての経歴

 小学2年生の時に兄が入っているソフトボールチームに入団して、ソフトボールの面白さを知りました。

 中学は、軟式野球部で投手として奮闘し、高校では、夢だった高校野球を始めようとしたものの、中学時代に肩を痛めた影響から選手生活を断念し、小学生の頃、お世話になったソフトボールチームに指導者としてお世話になりました。

高校1年生から始めた最初の2年間は指導の1つも分からず、子ども達とケンカしたり、練習もままならない遊びの状態でした。

指導に迷っていた頃、中学時代の野球部の先生に勧められた野球指導者の本を読むようになり、1つずつ指導というものを理解し、3年目からは、市大会ベスト8、ティーボール大会3位と結果を出すようになり、そこからは、地区大会年間4大会制覇、市大会優勝、九州大会出場、県ベスト8と、監督・コーチとして20歳になる前から結果を出して来ました。

 

 教え子達も中学に上がって、全日本大会ベスト8に入った子達、甲子園で優勝したチームの主力選手になった子もいます。

 

 しかし、ある時、自分の指導力に限界を感じ、これ以上の自分の指導を高めたくて訪れた全日本野球会議主催(現全日本野球協会)の指導者講習会を受けてから、さらに上のレベルの野球を知りたくなり、大学編入も兼ねて東京に移り、小学、中学、高校、大学、社会人、プロ野球、日本代表などの試合、練習を数多く見学に訪れ、独自の指導研究を行ってきました。

 

 

 

3、少年ソフトの魅力

①小学生の指導は、本当の指導力が試される。 

 そして、各世代を見てきた中で、1番面白いと感じたのは、小学生の男子ソフトボール(以降、少年ソフトボール)が1番面白いということ。(こちらで全国大会決勝のダイジェストが見れます。

各年代の野球を見ると、中学生以降は選手の取り合い、スカウティングによって、良い選手を集められることが出来ます。

 でも、小学生は、本当に近所の子達だけで行うので、上手い選手を育てられるかどうかの本当の指導力が試される1番重要な年代だからこそ、指導者としての1番の面白さが感じられる場所でもあります。

 

 

②ソフトボールは、スピーディー。 

 また、小学生の学童野球、硬式野球、ソフトボールを比べる中で、ソフトボールは野球に比べて近い距離で行うので、非常にスピーディーです。

 だからか、野球チームからソフトボールチームに来た選手は、速さについていけず、なかなか打てません。逆に、スピーディー過ぎるので、野球に変わると、遅く感じます。

実際に、ソフトボールを経験していた子が、転校などにより学童野球に移籍してすぐ上級生チームに混じって、即レギュラーで凄く活躍したという教え子は5人程います。

個人的な話ですが、ソフトボールを見た後に学童野球を見ると、非常にのんびり、ゆったりとして見え、退屈な長い1試合を感じてしまったこともありました。

 

 

③男女関係なく、初心者でも気軽にプレー出来る

 硬式野球は子どもに野球をさせたい親の熱心さが強く、もちろん、小学生の頃からプロ野球と同じ硬さのボールで競技出来る素晴らしい点は敵わないですが、情熱が高いため、誰でもやりやすい競技とは言いにくいです。

そこで考えると、ボールの大きさは大きいものの、硬式野球に近いボールの跳ね方をし、ボールが大きいからこそ打ちやすく、野球に比べて男女のチームがあるソフトボールは、性別関係なく気軽に始められやすいと言えるでしょう。

 

 

④小学生男子は、プロ野球につながる育成が出来る。

 また、ソフトボールは男子と女子の部に分かれていますが、男子のソフトボール(少年ソフトボール)は、女子に比べて、野球寄りの指導が多いです。(そういう指導をするから、大人になったら男子ソフトボールの成績が悪いという話も聞きますが、中学生以降のソフトボールチームの活動貢献度が低いからであり、的を得ていない意見です。)

そのためか、小学生時にソフトボールを経験しているプロ野球選手は数多く存在致します。

(ブログ)小学生男子ソフトボール出身の現役プロ野球選手 をご参照ください。

 

 

④野球よりグラウンドが小さいので、狭いスペースでも出来る!

 試合の中を見ても、野球よりも狭いスペースで行うので、低学年はゆっくりなボールを打ち、近い距離だからこそ守備もしっかり送球が出来ます。

また、高学年に上がれば、速い投手なら体感速度が野球の150キロを計測するくらいの投手もいるし、チェンジアップ、野球にはない高めに浮いてくるライズボールなど360度変化する数多くの球種があるソフトボールだからこそ、1点を争う緊張感たっぷりの試合が小学生から行えます。

さらに、ルール内でもDP制度(打撃専門の選手、守備専門の選手)再出場ルールなど野球よりも選手を多く出せることから、ベンチ全員を1人でも多く試合に出しやすいルールも見逃せません。

 

 

⑤だから、小学生でさせるスポーツは、ソフトボールが良い!!

 ソフトボールはどんなに下手な子でも男女関係なく気軽に始められるし、(東京時代のチームでは、男子チームながら、女子が7人いた事があり、男子チームの試合に女子が試合出場することも可能なんですよ。)上手くなれば上手くなるほど、レベルの高い技術を披露できる成長に応じた競技が出来る、こんな幅の広いスポーツ、小学生のソフトボールだけです!!

だから私は、少年ソフトボールが1番面白く感じるのです!!

 

なお、各スポーツの男子世界ランキングを見ますと、日本は、

 

(2023年現在)

野球・・・1位

ソフトボール・・・3位

 

卓球・・・3位

バレーボール・・・5位

ラグビー・・・14位

サッカー・・・20位

バスケットボール・・・36位

 

つまり、野球やソフトボールは、世界ランキングトップの競技です。

  

野球をやろうか、ソフトボールをやろうか迷っている小学生の親御様がいらっしゃいましたら、ぜひぜひ、ソフトボールを体験してみて、一緒に楽しみませんか?

 

 

 

 

 

西武・源田選手が小学生ソフトボール大会開催

 

 

意外に多いソフトボールから硬式野球へ

【元北海道日本ハムファイターズ/ヤクルトスワローズ 今浪隆博さん(福岡・横代ライオンズ出身)トークショー】より

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コメント: 8
  • #1

    コン (火曜日, 20 10月 2015 00:59)

    おっしゃるとおり❗❕❗

  • #2

    管理人 (水曜日, 21 10月 2015 23:24)

    コメント、ありがとうございます!
    実は、コンさんのチームも何度も拝見させていただいております。
    昨年のエースの子の闘争心が好きで、ああいう投手は個人的には大好きな投手でした。
    今年も相変わらず強いチームを作られているので、なぜ、そこまで毎年強いチームが出来るのか、一度、お話に伺いたいとずっと思っておりました。
    ぜひぜひ、今後も勉強させてください。
    そして、いつか交流などもさせていただければ嬉しいです。

    今後とも何卒、宜しくお願い致します。

  • #3

    ミッキー (水曜日, 06 7月 2016 17:36)

    東京都大田区で少年ソフトの監督をさせていただいております。
    監督になって3年目でして、諸先輩方に助けられ、何とか活動しております。
    何気なくソフトボールについて調べごとをしていた時に、このHPを知りまして、現場の実情を踏まえた情報ばかりで、非常に勉強になりました。
    今後も情報発信頂けると嬉しいです。

  • #4

    管理人 (水曜日, 06 7月 2016 20:59)

    コメント、ありがとうございます!
    いつもお世話になっております。
    たぶん、ミッキー様は、私のことをお分かりになられている方と思います。
    大田区だけでなく、東京都も盛り上げるためにはどうするべきか、8月末の大田区での会議に向けて資料も作成中です。
    私のチームはまだまだですが、ぜひぜひ、今後も少年ソフトをお互い切磋琢磨して、盛り上げていければと思います!

    いつでもご参考ください!
    その他で参考になる資料は今後も作成していく予定ですが、今の所は特にないので、今あるブログの内容をより分かりやすく、修正していく予定です。

    何かありましたら、いつでもコメントでもお問合せからメールでも承りますので!

  • #5

    ミッキー (土曜日, 09 7月 2016 00:55)

    やっぱり、大田区の審判はストライクゾーンに厳格でしょうか。
    練習試合の時に、厳格にとるか、甘めにとるか、の申し合わせは重要ですね。

  • #6

    管理人 (土曜日, 09 7月 2016 10:02)

    再度、コメント、ありがとうございます。
    大田区の審判のストライクゾーンに関してですが、実は、レポート文はあるので、他県の参考にもなるように、今度、批判にならない程度に書いてみようと思います。

    ミッキー様のおっしゃる通り、2016年春季大田区大会5年生チームの試合で、優勝候補同士の1回戦の2塁審判をしていましたが、ストライクゾーンが厳格過ぎたので、試合後に主審にやんわりとですが、「厳し過ぎませんか?」と疑問を投げさせて頂きました。(返答は、「あんなものでしょう。」というような回答でした。)

    ストライクゾーンが厳格なのは、大人の全国大会、国際大会などでは良いことと思います。
    けれど、実力が伴っていない小学生達には、大人に比べてただでさえ狭いのに、厳格に取れば四球ばかりで、投手も打者も育たないので、東京都では勝てても上部大会で勝てる地区にならないのだと思います。
    小学生は勝負だけに限らず、「育成」という視点が必要です。大田区の小学生ソフトボールは、組織の上部の方々も審判もチームの指導者も、「育成」という点に置いては、他県に比べたら、劣っていると感じます。
    もちろん、勉強されている方も中にはいらっしゃいますが。

  • #7

    ミッキー (土曜日, 09 7月 2016 22:31)

    小学生のストライクゾーンはやや甘めの方が良いですね。
    それはピッチャーの為というよりもバッターの為で、消極的なバッターが運よくフォアボールになるケースを見かけますが、クサい玉を振らない癖がつきそうです。
    我々のチームの5年生ピッチャーはコントロールが良くなってきたので、厳格にとってもらった方が良いのかも知れませんが。。。

  • #8

    管理人 (火曜日, 12 7月 2016 23:49)

    ミッキー様
    ご返信、誠にありがとうございます。返信、遅くなり、申し訳ございません。
    返信の代わりに文章を書こうと思ったのですが、どうしても批判的な文章にしかならないので、少々長いですが、ポイントを回答します。(苦笑)

    <ストライクゾーンを広くすることによるメリット>
    ①時間短縮に繋がる。→ストライクが多くなるとアウトになる確率が高くなるため。
    ②イニング数が増える→ストライクが多くなるとアウトになる確率が高くなるため。
     イニング数が増えることは、両チームの打撃・守備の機会が増え、経験値が増える。
    ③投手の肩の消耗が減る。→ボール球が多い方が必然と球数は多くなり、肩・ヒジの故障率は高くなる。
    ④打者のバッティングゾーンが広がる→多少のボール球でも打つことで、バッティングゾーンが広がり、好打者を生み出せる。プロ野球選手でも好打者と呼ばれる選手はボール球も打つ技術を持っている。(プロ野球審判平林岳氏談より)
    鹿児島や神奈川はストライクゾーンが広いため、試合経験豊富でかつ、好選手が育成出来ている。(ソフト出身のプロ野球選手のほとんどはソフトボールが盛んな地区が多いです。)

     下級生の頃は体が出来ていないので、投手にとっても体力面としても自信が付く精神面としてもメリットはあります。
     そして、今の東京の選手レベルを見ると、ストライクゾーンは広い方が育成に繋がると思います。ストライクゾーンが狭いと、投手がいつもギリギリに投げていたコースを全国レベルの地区には甘いボールとして打たれ、打者もバッティングゾーンが狭く認識しているため、際どいコースを対応出来ません。

     また、私の審判時は、いつもイニング数をたくさんこなすことを目標に置いています。それは1球でも多く打席や守備機会を経験して欲しいからです。
     東京は試合数が異常なくらい他県に比べて少ないです。だから、1イニングでも多く経験をして欲しいからです。
     それは千葉や埼玉も同じです。先日、千葉の大会を見に行きましたが、1時間で3イニングくらいしか進まない試合が多過ぎでした。能力としては、東京よりも高いですが、強い地区は1時間で5回は当たり前、6回、あるいは7回行く試合もあります。
     攻守交代は1分以内。ボール回しも素早く行うべきです。(鹿児島は時間稼ぎとみなすので、禁止にしています。)投手もなるべくセット2秒後は、すぐに投げないと後ろの守備のリズムも悪くなります。時間を使うのは、ランナーが出た時だけです。(サインを出したり、指示を出すなど)
    東日本のチームが弱いのは、試合テンポが異常に遅いからではないかと感じます。(※神奈川県は素早い攻守交代をしています。)
    全国大会などで西日本のチームを見られると分かると思いますが、テンポの速さの違いを感じるはずです。

     自分のチームは、練習試合でも良い試合をしても1時間で4回がほとんどです。これが5回以上になれば、守備力、投手力UPした証拠になると思うので、そこを目指しています。
    前のコメントに書いた、春に審判をした東京の5年生チームの試合も負けているチームがボール回しをしたり、攻守交代に時間をかけたため、攻撃時間が無くなり、自滅と言ってもおかしくないような敗退でした。


    強い地区になるには、試合数を増やすこと。また、1試合のイニング数をとにかく多くこなすこと。一方的な試合になるなら、ベンチ選手をたくさん試合に出すこと。

    強くなるには、「イニング数」と「ストライクゾーンの広さ」がポイントであり、それは、審判が出来る部分だと思うのが以上の理由です。

     東京・大田区の審判は厳格にジャッジを取ります。それは、「いつか国際大会の審判を大田区内から輩出したい」という目標があるから、正しいジャッジを求めるあまりに厳格になっているからです。(もちろん、ミスジャッジも多く、ウチのチームは過去3年間で3度も受けてますが。)
     その点は、リスペクトする部分であり、その目標は変えて欲しくはありません。
    ただ、大人の試合で行う部分は構いませんが、ソフトボールを始めたばかりのような試合に慣れていない小学生の試合に国際大会のような厳格なジャッジを目指すからおかしくなるのだと思います。

     この審判の問題を解くには、各チーム試合数を増やして経験を多く積み、審判団に見合うような選手も指導者も高いレベルに育成すること。または審判団に頼らず、自分達のチームで審判を行っていくことが必要になると思います。